ウォーキングの果てに
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何だか最近、ウォーキングをしても頭がスッキリしない。
(おかしいな、どうしたんだろう)
あれこれ考えながら、いつもの森の公園のトイレの前を通り過ぎようとした時にいつもと違う光景を目の当たりにした。
(あれ、こんな所に階段?)
男性トイレと女性トイレの間に二階へと昇る階段がある。
(どこへ続くんだろう)
非常に気になってしまい、階段をゆっくり上がって行く。
この階段は螺旋階段らしかった。見上げると薄黄色の灯りが見える。
そこまで昇る事にした。徐々に灯りが大きくなると、そこには小さな部屋があった。
誰か居る気配がする。そっと覗き込む。そこには羽の生えた小さな妖精のような生き物がプリンのようなモノをいじっていた。すると、その妖精は私に気づいたのか振り返り私を凝視した。目が合った瞬間、妖精はいなくなった。私はプリンに近づいた。それはプリンではなく人の脳だった。前頭前野がスプーンで掬われていた。
(おかしいな、どうしたんだろう)
あれこれ考えながら、いつもの森の公園のトイレの前を通り過ぎようとした時にいつもと違う光景を目の当たりにした。
(あれ、こんな所に階段?)
男性トイレと女性トイレの間に二階へと昇る階段がある。
(どこへ続くんだろう)
非常に気になってしまい、階段をゆっくり上がって行く。
この階段は螺旋階段らしかった。見上げると薄黄色の灯りが見える。
そこまで昇る事にした。徐々に灯りが大きくなると、そこには小さな部屋があった。
誰か居る気配がする。そっと覗き込む。そこには羽の生えた小さな妖精のような生き物がプリンのようなモノをいじっていた。すると、その妖精は私に気づいたのか振り返り私を凝視した。目が合った瞬間、妖精はいなくなった。私はプリンに近づいた。それはプリンではなく人の脳だった。前頭前野がスプーンで掬われていた。
ホラー
公開:22/06/10 07:00
産婦人科専門医/指導医
@sanadakuma
tama-himawari3w.com
身体は日々の食事で出来ている。
妊婦さんにも食事の重要性について情報提供しています。
ダイエット中の方々にも食事・睡眠・運動の重要性について情報発信しています。
自身が「愛着障害」であることに気付き、もう一人の自分と上手に共生しています。
自分が、自分の『安全基地』になることが生きていくための拠り所なのかもしれない。
科学的な視点からの表現も交えて、ショートショートストーリーを作っています。
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