西瓜

皆様ご存知、英語でウォーターメロン、江戸時代には水瓜と書き果肉水分は90％もありジューシーな果物ですね。
西瓜は、江戸時代前に中国から渡来したとか、十六世紀頃オランダ人によって伝わったとか諸説あります。
でも我が国に伝わり三百年以上しても大衆化せず、瓜類ではまくわ瓜の天下でした。
西瓜が美味しいと認識されるのは、明治に入りアメリカの優良品種を導入し、改良を重ね奈良で大和西瓜が出来て夏の風物詩として普及しますが、それは大正時代の事でした。

私の小さい頃は井戸から汲んだ冷たい水をタライに満たし、そこに西瓜を浮かべ冷たくして美味しく食べた懐かしい思い出が蘇ります。
その後は冷蔵庫も広く普及し、とても冷たくして頂ける様になりました。今ではカットされた姿で売られており簡単に食べられるのが嘘のようです。
先日スーパーで買った西瓜を食べていると、西瓜が随分君も歳をとりおじんになったなとニヤッと笑った。