くつひも
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ある青年が警察署の前で立ち止まり、空を見上げて一度深く深呼吸をした。
そして過去の出来事を思い出した。
靴紐をわざと緩めて脱ぎやすくし、ぶつかったふりをして派手に転んで、一般人をゆすっては、お金を巻き上げたりしていた。
最初はちょっとした悪ふざけのつもりでやっていたが、その行動を抑えられなくなっていた。
ついついまた行ってしまうのであった。少しずつ罪悪感が降り積もっていた。
そんなある日、小さな女の子に靴紐を結ばれた。
「ほどけてるよ」と言っては、靴紐を結んでくれたのであった。
その後に「踏み外さないように、しっかり結んであげるね。」と言葉をかけてくれた。
自分の悪い行いを続けて言って、社会から落ちていかないように、引き留めてくれているかのように思えた。
俺は女の子に「ありがとう」と言って、自分のやった行いを警察に告げることにした。
そして今に至るのであった。
そして過去の出来事を思い出した。
靴紐をわざと緩めて脱ぎやすくし、ぶつかったふりをして派手に転んで、一般人をゆすっては、お金を巻き上げたりしていた。
最初はちょっとした悪ふざけのつもりでやっていたが、その行動を抑えられなくなっていた。
ついついまた行ってしまうのであった。少しずつ罪悪感が降り積もっていた。
そんなある日、小さな女の子に靴紐を結ばれた。
「ほどけてるよ」と言っては、靴紐を結んでくれたのであった。
その後に「踏み外さないように、しっかり結んであげるね。」と言葉をかけてくれた。
自分の悪い行いを続けて言って、社会から落ちていかないように、引き留めてくれているかのように思えた。
俺は女の子に「ありがとう」と言って、自分のやった行いを警察に告げることにした。
そして今に至るのであった。
公開:22/06/06 21:57
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