13
3
街中を歩いていると、右手に地球儀を持った男が目についた。
かなり目立つ気がするけど、俺以外の人は気にする様子もなく、思い思いに過ごしているようだった。
ただの売れない路上エンターテイナーなのだろうか、地球儀を回して昔流行ったような芸をするのかも。
気になってしまった俺は立ち止まって様子を見てみることにした。
すると、男が近づいてきて言った。
「この地球儀を回す。すると、地球から宇宙に人が投げ出される訳だ」
意味が分からなかったが、とりあえず彼の芸を見せてもらおう。
「よっと!」
彼が地球儀を回したので、目を凝らしてそれに注目する。
しかし、地球儀の回転が止まるのを待っても何も起こらなかった。
「よっと!」
今度は俯瞰的に彼を眺めてみようとした時、彼の後ろにいる女性が一瞬で消えたのが見えた。
慌てて周りに目をやるも、俺と地球儀の男以外の人は誰一人いなくなっていた。
「人は増えすぎた──」
かなり目立つ気がするけど、俺以外の人は気にする様子もなく、思い思いに過ごしているようだった。
ただの売れない路上エンターテイナーなのだろうか、地球儀を回して昔流行ったような芸をするのかも。
気になってしまった俺は立ち止まって様子を見てみることにした。
すると、男が近づいてきて言った。
「この地球儀を回す。すると、地球から宇宙に人が投げ出される訳だ」
意味が分からなかったが、とりあえず彼の芸を見せてもらおう。
「よっと!」
彼が地球儀を回したので、目を凝らしてそれに注目する。
しかし、地球儀の回転が止まるのを待っても何も起こらなかった。
「よっと!」
今度は俯瞰的に彼を眺めてみようとした時、彼の後ろにいる女性が一瞬で消えたのが見えた。
慌てて周りに目をやるも、俺と地球儀の男以外の人は誰一人いなくなっていた。
「人は増えすぎた──」
ファンタジー
公開:22/05/29 19:33
地球
地球儀
そんなバハマ
日笠山 水夫(ひがさやま すいふ)と申します。
いろいろと初心者ですが、よろしくお願いいたします。
どんなものでもコメントを頂けると、励みになります。
Twitter: 日笠山 水夫 (@mariner_basil) / http://twitter.com/mariner_basil
ログインするとコメントを投稿できます