魅惑のサラダバー
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「ご注文を繰り返します。チーズハンバーグにライス付きを2人前。ドリンクバーとサラダバーを2人前でよろしいでしょうか?」
「あ、すいません。俺はサラダバー抜きでお願いします。」
「かしこまりました。サラダバーは1人前とさせて頂きます。」
「それで、お願いします。」
「え、健司、サラダ食べなきゃダメだよ。」
「新鮮で、見た目もキレイじゃん。レタスとかキャベツとかシャキシャキして美味しいじゃん。」
「うん。そうだね。でも、それは素人の考えなんだよ。未希。」
「え。どういう事?」
「良く見てごらん。あのサラダ、時間経過しても見た目が変わらないよな。」
「だから、新鮮なんじゃん。」
「普通は野菜をカットしたら、その内酸化して変色してくるはずなんだよ。」
「・・・。え。」
「つまり、あのずっと見た目に変化がない、シャキシャキしているのにはカラクリがあるってこと。」
「もう、頼んじゃったじゃん。」
「あ、すいません。俺はサラダバー抜きでお願いします。」
「かしこまりました。サラダバーは1人前とさせて頂きます。」
「それで、お願いします。」
「え、健司、サラダ食べなきゃダメだよ。」
「新鮮で、見た目もキレイじゃん。レタスとかキャベツとかシャキシャキして美味しいじゃん。」
「うん。そうだね。でも、それは素人の考えなんだよ。未希。」
「え。どういう事?」
「良く見てごらん。あのサラダ、時間経過しても見た目が変わらないよな。」
「だから、新鮮なんじゃん。」
「普通は野菜をカットしたら、その内酸化して変色してくるはずなんだよ。」
「・・・。え。」
「つまり、あのずっと見た目に変化がない、シャキシャキしているのにはカラクリがあるってこと。」
「もう、頼んじゃったじゃん。」
ファンタジー
公開:22/05/30 07:00
産婦人科専門医/指導医
@sanadakuma
tama-himawari3w.com
身体は日々の食事で出来ている。
妊婦さんにも食事の重要性について情報提供しています。
ダイエット中の方々にも食事・睡眠・運動の重要性について情報発信しています。
自身が「愛着障害」であることに気付き、もう一人の自分と上手に共生しています。
自分が、自分の『安全基地』になることが生きていくための拠り所なのかもしれない。
科学的な視点からの表現も交えて、ショートショートストーリーを作っています。
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