しとしと雨と学校と私

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しとしと静かに雨が降る。
雨が優しく学校を見守る。

しとしと静かに雨音が降る。
耳に心地よく子守唄のように
優しく学校へ降り注ぐ。


ある学校の2階の教室。
あかりはついているけれど
どこか薄暗い教室だ。

黒板には、数字と記号が入り交じった謎の暗号のがずらりと並ぶ。

ちょっとした魔術が使えるのではと、頭の中で眠たいながらに、そう思ったんだ。私にはね。


それならば眠気を起こして、黒板に記された謎の暗号の答えてくれたまえ。
そう謎の儀式で頭を下げる私のイメージを
知らない誰かに送り込む。

しかし反応は特になく、しとしと静かに雨が見守る。
しとしと静かに雨に濡れる学校。
そんな学校のどこかの教室が、私を見守り包んでいた。

次の答え合わせ……。
答えなきゃ……。
どうしよう……。
公開:22/05/26 12:45

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