むかしむかし

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とある平和な村がありました。皆、手に職を持っており、都で売って裕福な生活を送っていました。
ある日、近隣の村から凶悪な野盗が出没していると噂を耳にしました。
村人は困りました。生活力がある半面、争いごとは好まずでいくさは苦手でした。そこで村で話し合い、鉄工職人のじいさんに特製のこん棒を作ってもらい、自警団を結成しました。
ついに野盗が現れました戦闘開始です。いい勝負になるかと思いましたが大違いでした。
野盗の首領は刀の達人で獰猛な傭兵を雇い凄まじい攻撃でした。
結局、村人は一切の蓄えを持っていかれ、体は血やあざで真っ赤になり、身ぐるみも剥がされパンツ一枚にされてしまいましさた。なかには恐怖のあまり体が真っ青になるものもいました。
帰り際、首領がうっかり落とした傭兵の領収書にはこう書いてありました。「桃太郎殿 傭兵代金としてきび団子確かに受けとりました。
猿、キジ、犬 」
その他
公開:22/05/25 00:33
更新:22/05/25 00:40

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