イヤホン越しに
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イヤホンで耳をふさがれた君に好きだよと思いを告げた。照れ臭いから君に聞こえないように行ったのに、まさか君に聞こえていたとは夢にも主ウェアなかった。僕の顔も隣にいる君の顔も真っ赤に染まり、それはまるで真っ赤に美味しく実った隣通しで並んでいる二つのさくらんぼの実のようだ。二人で立ち止まり、お互いの顔を見合わせている。このまま時が止まったのではないかと考えながら静かな時間が過ぎて、ようやく君が口を開ける。
「今の聞き間違い?」
ここで聞き間違いだと答えて誤魔化す事もできる。でもそれをしてしまうと、僕は僕の本当の気持ちを君に隠す事になる。そんな事はしたくない。だから僕は緊張しながら答えた。
「ううん、聞き間違いじゃないよ。君の事が好きだよ」
体中に熱気を帯びて、体が火照ってしまいそうだ。この気持ちを伝えたいと思っていた。それを今、ようやく伝える事ができたんだ。
「今の聞き間違い?」
ここで聞き間違いだと答えて誤魔化す事もできる。でもそれをしてしまうと、僕は僕の本当の気持ちを君に隠す事になる。そんな事はしたくない。だから僕は緊張しながら答えた。
「ううん、聞き間違いじゃないよ。君の事が好きだよ」
体中に熱気を帯びて、体が火照ってしまいそうだ。この気持ちを伝えたいと思っていた。それを今、ようやく伝える事ができたんだ。
公開:22/05/21 10:00
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