流星シュート

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サッカー部の攻撃の要として、次の大会で秘密兵器である流星シュートを完成させる為に密かに特訓していた。流星シュートは、二人組で行うシュートだ。まずある程度の高い位置からボールをパスしてもらい、落下地点に合わせてボレーシュートを打ち込むという技だ。何度やってもタイミングが合わず、上手く合わせられない。

「くそっ!!流星シュートが決まればアイツらに勝てるのに!!」
「そう焦るな。まだ時間はある。練習だ」

そして試合の日。
後半1-1。お互い譲らず白熱していた。相方の寿郎が目で合図した。流星シュートだな?よし。

寿郎がゴール前で高いパスを上げた。そこに合わせて流星シュートを打ち込んだ。その瞬間だった。相手のゴールキーパーは、ムーンウォークしながらボールを取った。

なんだそれ!?
「驚いたか。これがムーンウォークフォール!!絶対防御だ!!」
「くそ!!無駄な動きしやがって!!手強いぜ!」
公開:22/05/20 09:15

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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