奇跡の赤子

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寂れた温泉街。ここはかつて観光地として栄えていたが、隣近所でも温泉が湧いて出た事で圧倒的な資金力の差によって差が出来てしまい、あっという間に衰退していった。そこには温泉旅館があった。古い温泉旅館で、人が食っていけるのがやっとだった。設備投資をする金もなく、衰退する一方だった。ある日、女将が外の水道で顔を洗っていると、赤子の鳴き声が聞こえた。今いるお客様で赤子を連れた人なんていなかったはずだ。女将は不思議に思い、赤子の声のする方へ行くと、赤子が布に包まれて置かれていた。中に手紙が入っており「私では育てられません。どうかよろしくお願いします」と書かれていた。面倒見の良い女将は、赤子を旅館全員で育てる事にした。赤子は暗い雰囲気のうちに明るい未来を運んでくれるように「明未」と書いてあけみと名付けた。明未は、元気で明るい女女将に育っていった。明未は、持ち前のポジティブな発想で旅館を建て直していく。
公開:22/05/15 10:42

富本アキユ( 日本 )

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