冬の無人駅にて
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無人駅。
都会の駅のようなお店はないし、屋根もベンチのスペースにあるだけ。
冬は風が吹き抜けて、とても寒い。
私は冬の朝、電車が来るのを未だか未だかと待ちわびていた。
時間つぶしに、スマホをいじったり、お菓子を食べてまぎらわす。
でも寒いのは変わらず、身体は震えて、手はかじかみ、時間が立つのが遅く感じる。
電車が来るまで後5分。
私はバンドクリームを取り出し、カサカサの手に塗っていく。
花の香りが、春の暖かさを思い出させてくれ…
ヒューっと、冷たい風が吹き抜けていった。
「春はまだ遠いなぁ。」
都会の駅のようなお店はないし、屋根もベンチのスペースにあるだけ。
冬は風が吹き抜けて、とても寒い。
私は冬の朝、電車が来るのを未だか未だかと待ちわびていた。
時間つぶしに、スマホをいじったり、お菓子を食べてまぎらわす。
でも寒いのは変わらず、身体は震えて、手はかじかみ、時間が立つのが遅く感じる。
電車が来るまで後5分。
私はバンドクリームを取り出し、カサカサの手に塗っていく。
花の香りが、春の暖かさを思い出させてくれ…
ヒューっと、冷たい風が吹き抜けていった。
「春はまだ遠いなぁ。」
その他
公開:22/01/09 21:16
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