天使のお婆ちゃん
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幼馴染の彼が東京の大学へ行く、この街に残る私、結局友達のままだった。
「バカみたい、このままでいいわけ」 急に悲しくなって、寒空に頭を冷やしに出た。
「もしもし、お嬢さん、恋の悩みかな?」 お婆ちゃんに声をかけられた。 けど、羽と天使の輪っかが見える。
「これでも子供のキューピッドより腕は確かさ」
「この矢を持ってごらん」
矢はみるみる赤く染まっていった。
「おっ、見事な恋心だね、これならイチコロだわ、しっかりお相手に当ててくるから待ってなさい」
「私はね、神様に頼んで一度人間にしてもらった事があるの」
「それで、お婆さんに、あっ、ひょっとして好きな人がいて……」
「ふふ、だから強力よ、覚悟しておきなさい」
後日、彼は私のことが心配過ぎて、二時間かけて通学することになった。
「バカみたい、このままでいいわけ」 急に悲しくなって、寒空に頭を冷やしに出た。
「もしもし、お嬢さん、恋の悩みかな?」 お婆ちゃんに声をかけられた。 けど、羽と天使の輪っかが見える。
「これでも子供のキューピッドより腕は確かさ」
「この矢を持ってごらん」
矢はみるみる赤く染まっていった。
「おっ、見事な恋心だね、これならイチコロだわ、しっかりお相手に当ててくるから待ってなさい」
「私はね、神様に頼んで一度人間にしてもらった事があるの」
「それで、お婆さんに、あっ、ひょっとして好きな人がいて……」
「ふふ、だから強力よ、覚悟しておきなさい」
後日、彼は私のことが心配過ぎて、二時間かけて通学することになった。
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公開:22/01/10 17:26
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始めました。
少し長めのショートショート置いてあります。 現在、お休み中です。
書き散らかしています。 研究研鑽中につき、ご勘弁下さい。 コメントには必ず返信するつもりでいます。 私のは気にしないでください^_^
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