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                                真夜中の藍を真白の太陽が溶かして朝が来る。
この世界が動き出す時が近づくと夜が深まるのだ。
私はペンを持ち、いつぞや書いたメモを見直す。
紙に物語を認める。
温かいスープを啜りながら。
ペンを置く頃、空は白み始めていた。
冷たい空気が頬をさす。
このやさしくざらついた一時は今後の私のためにある。
これからのあなたのためにある。
そう唱え再びペンを持つ。
    この世界が動き出す時が近づくと夜が深まるのだ。
私はペンを持ち、いつぞや書いたメモを見直す。
紙に物語を認める。
温かいスープを啜りながら。
ペンを置く頃、空は白み始めていた。
冷たい空気が頬をさす。
このやさしくざらついた一時は今後の私のためにある。
これからのあなたのためにある。
そう唱え再びペンを持つ。
        その他
      
      公開:22/01/10 16:49      
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                紺野真