自称コーヒー好き

私は自称コーヒー好きである。
喫茶店で何を注文しようかと迷って結果いつもコーヒーである。
好きだという意識はないが、結果をみてコーヒー好きなんだろうなということである。
自宅でも器具を買ったり、豆に拘ったりしている。
朝はいつも妻がコーヒーを入れてくれる。妻は日によってドリップだったりプレスだったり色々カスタマイズしてくれる。意外とたまに飲むインスタントコーヒーが新鮮だったりする。
今朝も妻がコーヒーを作ってくれた。
私は新聞を読みながら、コーヒーを飲んだ。ん？と思った。
美味しい。
今日のコーヒーはやけに美味しい。
コクがあってわたし好みである。
「今日の美味しいね。どこの豆？」
と妻に聞いた。
すると妻の顔が、え？となった。
なんと、今日の飲物は緑茶だったのだ。
しかしながら。
コーヒーだと思って飲んだ緑茶は格別だった。
私は結果的にコーヒー好きなのかどうか、少し自信がなくなってきた。