ニカラグアアミーゴ(抜粋)
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その時だった自分の目の前が真っ暗になったのは。
「おい、何しやがる、バカ野郎!」 バリトンの声だけが聞こえた。
私は目隠しされ、口と手足も縛られて、どこかに運ばれていく。 次に見た場所は殺風景で生臭い部屋、天井からぶら下がっている沢山のワニ。
絶望感の中、人間の持つ大きなナイフが見えた。
「この野郎!」バリトンの声だ。 バリトンは人間の顔に飛び付いた。
「ぐっ、ぐわあーーっ!」
ビビッドカラーは伊達じゃない、触れるだけで猛毒なのだ。
「逃げろカイマン、早く!」
私は尻尾をメチャクチャに振って部屋を壊し、泣きながら川へと向かった。
振り返るとバリトンが網で捕まるのが見えた。
「ああーー、バリトン! バリトーーン!」
泣き叫んだ瞬間、バリトンを捕まえた人間を何かが襲った。
ジャガー隊長だ。
「ここは俺に任せな、もう来るんじゃねーぞ」
私達は泣きながら川を泳いでいた。 「兄さんは、兄さんは……」
「おい、何しやがる、バカ野郎!」 バリトンの声だけが聞こえた。
私は目隠しされ、口と手足も縛られて、どこかに運ばれていく。 次に見た場所は殺風景で生臭い部屋、天井からぶら下がっている沢山のワニ。
絶望感の中、人間の持つ大きなナイフが見えた。
「この野郎!」バリトンの声だ。 バリトンは人間の顔に飛び付いた。
「ぐっ、ぐわあーーっ!」
ビビッドカラーは伊達じゃない、触れるだけで猛毒なのだ。
「逃げろカイマン、早く!」
私は尻尾をメチャクチャに振って部屋を壊し、泣きながら川へと向かった。
振り返るとバリトンが網で捕まるのが見えた。
「ああーー、バリトン! バリトーーン!」
泣き叫んだ瞬間、バリトンを捕まえた人間を何かが襲った。
ジャガー隊長だ。
「ここは俺に任せな、もう来るんじゃねーぞ」
私達は泣きながら川を泳いでいた。 「兄さんは、兄さんは……」
ファンタジー
公開:22/01/05 18:00
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始めました。
少し長めのショートショート置いてあります。 現在、お休み中です。
書き散らかしています。 研究研鑽中につき、ご勘弁下さい。 コメントには必ず返信するつもりでいます。 私のは気にしないでください^_^
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