どこかで聞いたような未来

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西暦20××年、ついに国連加盟国の全てが、長距離ミサイル禁止条約に批准した。
ミサイル防衛型人工衛星を共同開発、迎撃網が完備。 また、この衛星の監視システムにより地上のミサイル基地は無力化された。 かくして、核削減も進み世界は稀にみる平和な時代へと、なる、筈だった。
増え過ぎた人類は宇宙コロニーへと移住せざるをえず、資源の確保に苦しむコロニー側は、ついに地球側への侵攻を決断した。 長距離ミサイルの無効化により新たに開発されたのは、高度AI搭載ロボット。 白兵戦格闘向きのスペックを求めノウハウの豊富な人型ロボットが主流となった。
しかし、AIとマシンの性能が全てを語るなか、一人の英雄が現れる。 宇宙に進出した人類の中から、高度に敵の行動を予測出来る人間、新人類が発現したのだ。 ニュータイプは特別仕様機に乗り無双していた。
誰かが呟いた。
「やっぱり、戦闘ロボには人が乗ってないとなぁ」
SF
公開:22/01/07 06:00
未来 ミサイル防衛 ロボット

ちさとりゅうじ( 神奈川 東京 )

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書き散らかしています。 研究研鑽中につき、ご勘弁下さい。 コメントには必ず返信するつもりでいます。 私のは気にしないでください^_^

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