砂糖菓子の片想い

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恋文を川に流した。
こんな事で想いは消えないけれど、流した。

燃え上がる炎の様な恋だった。
炎にあてられ雪の結晶の様に溶けてしまった。

あの人の瞳に私はどう映っていたのだろう。
あの人はどんな想いで私の心に触れたのだろう。
その時あの人の心の隅にでも私は居られなかったのだろうか。

川沿いはやけに寒く、指先が悴んだ。
この指は、この手は誰に触れるのだろう。
誰が握ってくれるのだろう。
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公開:22/01/05 16:57
更新:22/01/05 18:14

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