眠れない夜に見た夢
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何度も寝返りを打っていると、壁に小さな女の子を見つけた。
小さいなんてものじゃない、タバコの箱を横に置きたくなる位だった。 何故か部屋の壁をよじ登っている。
ジッと眺めていると、ピタッと動きが止まった。 どうやら気づいたらしい。
「見てんじゃないわよ、ヤラシイ顔して」
いや、そんな目で見てないと、言葉を返したかったが、
「アンタの考えてることなんか、全部わかるんだからからね」、と取り付く島もない。
「君は誰? 何故そこにいるの?」
ごく普通の、しかし馬鹿げたギモンをぶつけてみる。
「ふん、分かってるクセに、このスケベ野郎め」
さすがに不快感が込み上げるが、何故か後ろめたい気持ちになる自分が情け無い。
女の子はやがて換気口に辿りついて、「じゃあな、変態」と言って外へ出て行った。
やりきれない思いで不貞腐れた僕は寝返りを打った。
今度は小さな美女が、耳から逃げようとしていた。
小さいなんてものじゃない、タバコの箱を横に置きたくなる位だった。 何故か部屋の壁をよじ登っている。
ジッと眺めていると、ピタッと動きが止まった。 どうやら気づいたらしい。
「見てんじゃないわよ、ヤラシイ顔して」
いや、そんな目で見てないと、言葉を返したかったが、
「アンタの考えてることなんか、全部わかるんだからからね」、と取り付く島もない。
「君は誰? 何故そこにいるの?」
ごく普通の、しかし馬鹿げたギモンをぶつけてみる。
「ふん、分かってるクセに、このスケベ野郎め」
さすがに不快感が込み上げるが、何故か後ろめたい気持ちになる自分が情け無い。
女の子はやがて換気口に辿りついて、「じゃあな、変態」と言って外へ出て行った。
やりきれない思いで不貞腐れた僕は寝返りを打った。
今度は小さな美女が、耳から逃げようとしていた。
青春
公開:22/01/01 18:00
夢 寝返り
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始めました。
少し長めのショートショート置いてあります。 現在、お休み中です。
書き散らかしています。 研究研鑽中につき、ご勘弁下さい。 コメントには必ず返信するつもりでいます。 私のは気にしないでください^_^
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