砂糖の砂時計

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キッチンで気分よく鼻歌を歌いながら、フルーツを取り出し、ランチの準備をする女性。

中身が空っぽの砂時計を取り出し、それに砂糖を入れる。

フルーツの中からイチゴを一つ手に取り、
砂糖の入った砂時計にくっつけてしばらく置く。

砂糖が流れ落ちてゆく。

普通の砂時計と違うのは、砂糖の砂がイチゴの中へ入っていくところだ。

砂時計の砂糖がなくなると、イチゴは糖分をたっぷり含んだ甘いイチゴに変わっていた。

スプーンで軽く押せば、甘いジャムに変わる。

それを焼き上がりたてのホットケーキにのせ頬張る女性は満足そうな笑みで満ちていた。


時には甘くなりすぎてしまうこともあるが、そんな時は空っぽの状態の砂時計にして使う。

すると糖分が取り出せてさらさらの山になるのだ。

そんな素敵なアイテムだが禁止事項がある。
それは人体に使うこと。
場合によれば死に至るからだ。
その他
公開:21/12/28 20:15
更新:21/12/28 22:40

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