2021年12月30日「殺人鬼の兄を前に、嬉し涙を流す妹の複雑な夢」

今朝みた夢は重く、複雑な内容だった。
登場人物は浦沢直樹の「MONSTAR」のニナと殺人鬼のヨハン。ニナはヨハンが属する架空の家族に潜入し、まったく別の人間を装って彼に迫る。狙いは殺人鬼の兄の凶行を、彼を殺すことで止めるためだ。　

　しかし、彼女は台所で皿洗いをするヨハンのそばに銃を持って近寄るのだが、振り向いた兄の笑顔をみて、思わず「ヨハンが生きていたことに涙してしまう」。けっきょく銃は撃てず、殺人鬼の兄ヨハンを彼女は止められなかった。
　
　やっと再会した兄が生きていたこと。彼を殺す寸前まで迫って、それをする決心が彼女に起きなかったこと。ヨハンの妹ニナと再会できた、嬉しそうな笑顔、、。

　グレゴリオ聖歌を流しながら寝てみた夢は、重く複雑なものだった。