後日新しいシャンプー買ってもらった
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高校生になってから、使うものには特に拘るようになった。
だから、私は今とても怒っている。
「ちょっとお父さん!」
「お?なんだよ」
「私のシャンプー、勝手に使ったでしょ!」
カラに近いシャンプーボトルをぐいっと父の前に突き出した。
「私の前に入ったのお父さんだし!」
「あ、あーごめんごめん。ぼーっとしててボディーソープと間違えたんだよ…ボトル隣だったし、デザイン似てるし」
「絶対許さないんだから!こうなったら…」
こうなったらお父さんのシャンプー勝手に使ってやるんだから!!
そう言いかけて、ハッと言葉に詰まった私は、そっと目を逸らした。
「………ごめん、お父さん、髪なかったね…シャンプー、使わなかったね……」
「おいこらその哀れみの目で見るのやめろお前!」
これはオシャレのスキンヘッドですぅ!
ハゲてるわけじゃないんですぅ!!
父の叫びが夜の我が家にこだました。
だから、私は今とても怒っている。
「ちょっとお父さん!」
「お?なんだよ」
「私のシャンプー、勝手に使ったでしょ!」
カラに近いシャンプーボトルをぐいっと父の前に突き出した。
「私の前に入ったのお父さんだし!」
「あ、あーごめんごめん。ぼーっとしててボディーソープと間違えたんだよ…ボトル隣だったし、デザイン似てるし」
「絶対許さないんだから!こうなったら…」
こうなったらお父さんのシャンプー勝手に使ってやるんだから!!
そう言いかけて、ハッと言葉に詰まった私は、そっと目を逸らした。
「………ごめん、お父さん、髪なかったね…シャンプー、使わなかったね……」
「おいこらその哀れみの目で見るのやめろお前!」
これはオシャレのスキンヘッドですぅ!
ハゲてるわけじゃないんですぅ!!
父の叫びが夜の我が家にこだました。
その他
公開:21/12/29 10:39
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