スペースオペラ

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「気をつけろ!! 来るぞ」
ここは宇宙。目の前で敵の人形機械(コッペリア)達が糸からの束縛から放たれこちらに向かってくる。

楽器で身を固めたコッペリアたちはまるで女神のようだが油断してはならない。あれは敵だ! しっかりしろ。

「よし! 歌てー! 戦いの舞台の幕をあけろ」

隊長の命令とともに的に狙いを定め、渾身のボイスをメガホンから放出する。

「よし! 命中」敵は戦意を失い落下していった。
俺の声はかの希少な「ボーイソプラノ!」この声を聞いて無事で済んだ敵はいない。

「!?」
こちらに3体の敵のコッペリアが向かってくる。
「ボーイ! 気をつけろ。そいつらは……」
「なに、木偶人形が何体いようと俺の敵じゃねえ」

瞬間、俺は三位一体の攻撃を食らうことになる。
「こ、こいつら……「ラインの乙女か!」」

アルベリヒのように乙女に魅了された俺はなすすべもなく
戦意を失い落下していった。
SF
公開:21/12/28 22:31
更新:21/12/28 22:41
ビュコック提督が好きでした メルカッツ提督も好きでした 同盟万歳!

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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