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帰り道。道端に捨てられていたあまりにも不憫に見えたその熊のぬいぐるみに僕は巻いていたマフラーを掛けてあげた。
「昔話でこういう流れあったよな。何だっけ?」
思い出そうとしたが、鼻の上にホロリと雪が舞い降りたのをきっかけに僕は思い出すのを止め帰路に着いた。
今夜は一段と寒い夜だ。僕は風呂に入った。湯船でもさっきの昔話を思い出そうとしたが無理だった。何とも歯がゆい夜になりそうだな今夜は。
湯上がりで寛いでいると玄関のチャイムが鳴った。
戸を開けたがそこには誰もいなかった。
おや?と思ったが視線を下げると一冊の本が落ちていた。
「笠地蔵?これか!」
僕はずっと引っ掛かっていた昔話を思い出すことが出来た。
ふと視線を遠くにやる。そこにはマフラーを巻いた熊のぬいぐるみが夜道を去っていく姿が見えた。
全てを悟った僕。思い出させてくれた熊に感謝しつつも本音がポロリ。
「ご馳走がよかったな▪▪▪」
「昔話でこういう流れあったよな。何だっけ?」
思い出そうとしたが、鼻の上にホロリと雪が舞い降りたのをきっかけに僕は思い出すのを止め帰路に着いた。
今夜は一段と寒い夜だ。僕は風呂に入った。湯船でもさっきの昔話を思い出そうとしたが無理だった。何とも歯がゆい夜になりそうだな今夜は。
湯上がりで寛いでいると玄関のチャイムが鳴った。
戸を開けたがそこには誰もいなかった。
おや?と思ったが視線を下げると一冊の本が落ちていた。
「笠地蔵?これか!」
僕はずっと引っ掛かっていた昔話を思い出すことが出来た。
ふと視線を遠くにやる。そこにはマフラーを巻いた熊のぬいぐるみが夜道を去っていく姿が見えた。
全てを悟った僕。思い出させてくれた熊に感謝しつつも本音がポロリ。
「ご馳走がよかったな▪▪▪」
ファンタジー
公開:21/12/25 14:33
初めまして。昔から小説を書くのが好きでした。ショートショートの魅力に取り憑かれ、日々ネタ探しに奔走する毎日です。
小説のコンセプトは【ドアノブの静電気くらいの刺激を貴方に】です。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
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