天国への階段

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天国への階段がある。
黄金の雲海、遥か目線の先にある大きく壮麗な天国への扉。
その間に架かる、長く透明な階段。美しい……。

人生が終わった後、誰しもがその階段の前に立つ。

人生は長い旅だ。人の数だけ旅がある。
道を歩ききった者、残念ながら道半ばで終わってしまった者、様々だ。

でも、旅の後は必ずこの階段の前に立つ。
その綺麗さに言葉を失う。人生の終わりに、まさかこんな綺麗な階段を見れるなんて。

でも、その階段はエスカレーターではない。自分の脚で登らないといけない。

その時、誰しもが、自分を振り返る。
胸を張って、その階段を登れるだろうか?

胸を張って、満面の笑顔で階段を登り始める。そんな人生を、歩んでいきたい。
その他
公開:21/12/18 14:59

考える猫

まったりと、つれずれなるままに投稿いたします。

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