小さな侵略者

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ある日、地球にそれはやってきた。小さく、とても弱い宇宙生物。
大きさは砂埃程度。風が吹けば飛んで行ってしまう。雨が降れば地面に打ち付けられ溺れてしまう。
脆弱な生き物だが取るに足らない存在だと思う事なかれ。
この宇宙生物は知能を有している。それにより、人間を内側から破壊する行為に出ている。
体内に入り込み、体の内側から攻撃をする?いいや無理だ。この生物は胃酸で容易く溶けてしまう。
ではどうするか。目だ。この生き物は人の目に貼り付き、視界を阻害してしまう。
その場合、目薬を点せばいいが目を擦る人もいる。そして角膜にダメージを受け失明する恐れがある。
目が見えなくなったらどうなるか。スマホの操作が出来なくなる。
「スマホがないと生きていけない!」なんて叫ぶ者がいる中、これほど恐ろしい生き物もいないだろう。
また、最近では精密機械の中に埃として侵入し、破壊活動を行っているらしいので注意が必要だ。
SF
公開:21/12/16 20:26

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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