りゅうじ君

「ああ、また、こんな所で出しちゃった……」
りゅうじ君は、悔しそうに、それを紙に拾います。
「だって、出そうになったら、出さないと、気持ち悪いんだ」

それから、りゅうじ君は頑張って自分を躾けました。
ちゃんと、机で早出し出来るように。

紙に言葉をいっぱい集め。
出来事を思い出し。
モヤモヤとかき混ぜて、力んでいると。
出てきました。
「こんなの、いつ食べたっけ？」

そんなものを人に見られるのだから大変です。
りゅうじ君は、苦労して言葉に直します。
スッキリしたあとは、良く眠れるのでした。