タイムスリップ1
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教授が助手のマユミ君に、自信作という新しい機械を見せた。研究所に併設されている工作室には、銀色の卵型の乗り物が置いてある。
「マユミ君。ついに長年の夢だったタイイム・スリップ・マシーンが完成した」
「それを言うならタイム・スリップでしょう。イがひとつ多いです」
「それは申し訳ない。ついつい余計な一文字を足してしまう癖があってなあ。それはそうと、記念すべき初飛行にマユミ君にも同乗してもらおうと思って」
「けっこうです。教授おひとりでどうぞ」
「そんなこと言わずに……」
押し合いへいあいの末に、しぶしぶ教授がひとりで乗り込むことになった。
教授が残念そうに運転席に乗り込み、ボタンを押すと、なぜか一瞬で教授が全裸になった。顔を赤らめた教授が、マユミ君に言う。
「しまった。タイム・スリップのつもりが、タイム・ストリップ・マシーンを作ってしまったわい!」
「マユミ君。ついに長年の夢だったタイイム・スリップ・マシーンが完成した」
「それを言うならタイム・スリップでしょう。イがひとつ多いです」
「それは申し訳ない。ついつい余計な一文字を足してしまう癖があってなあ。それはそうと、記念すべき初飛行にマユミ君にも同乗してもらおうと思って」
「けっこうです。教授おひとりでどうぞ」
「そんなこと言わずに……」
押し合いへいあいの末に、しぶしぶ教授がひとりで乗り込むことになった。
教授が残念そうに運転席に乗り込み、ボタンを押すと、なぜか一瞬で教授が全裸になった。顔を赤らめた教授が、マユミ君に言う。
「しまった。タイム・スリップのつもりが、タイム・ストリップ・マシーンを作ってしまったわい!」
SF
公開:21/12/09 11:11
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