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小説家の私は今、案秘に悩まされている。頭の中に詰まった案。出てくる気配がない…
仕方ない…またあれを飲むか…私は薬箱から下剤を取り出し、服用する。
数分後に軽い頭痛。効果を実感したくて刺激性のもの利用している私は毎回「非刺激性にすれば良かった…」と後悔する。
しかしまあ、頭の中を刺激され、やっと出てきた案は素晴らしく、早速作品に仕上げてみた。
案は私の頭の中で随分と溜まっていたらしく、出てきたそれを見ては驚いたものだ。
大きさ、形、どれも良し。この案は流させないぞ。
早速担当に作品を送る。夜中にも拘らず返事が返って来た。
『お疲れ様です。新作読ませて頂きました。こちらの作品、会議に回しますので今日1日はお休み下さい。先生の事です。下剤を大量に使って今、脱睡状態じゃないですか?プロの作家は健康維持も仕事の内ですよ』
そうさせてもらおう。
もう十分案は出たので下知止めの薬飲んで布団に入った。
公開:21/12/11 20:21

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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