君を連れ去って
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君を連れ去って朝日を見に行こう。
僕はふと思い立ち、夜中に君の家に来た。そして君の部屋の窓に向かってテニスボールを投げた。音に気が付いた君は、窓を開けた。
「どうしたの?こんな時間に」
「朝日、見に行こうよ」
「ええー。こんな時間に出かけてたら、お母さん達に怒られちゃうよ」
「いいじゃん。凄い綺麗なところあるんだ」
「うーん……。分かった。じゃあちょっと待ってて」
君は、音を立てないように慎重に着替えて家を出た。なんだかとてもいけない事をしているみたいでドキドキした。二人でそう言いながら笑った。
自転車の後ろに君を乗せて走っていく。そして海に着いた。夜の海はまだ暗く、少し不気味な怖さもあった。
それから二人で話していると夜が明けてきた。
「そろそろだ」
太陽が昇ってきた。海はキラキラと輝き、宝石のようだ。
世界には、僕達しかいないのではないか。そんな非現実的な感覚になった。
僕はふと思い立ち、夜中に君の家に来た。そして君の部屋の窓に向かってテニスボールを投げた。音に気が付いた君は、窓を開けた。
「どうしたの?こんな時間に」
「朝日、見に行こうよ」
「ええー。こんな時間に出かけてたら、お母さん達に怒られちゃうよ」
「いいじゃん。凄い綺麗なところあるんだ」
「うーん……。分かった。じゃあちょっと待ってて」
君は、音を立てないように慎重に着替えて家を出た。なんだかとてもいけない事をしているみたいでドキドキした。二人でそう言いながら笑った。
自転車の後ろに君を乗せて走っていく。そして海に着いた。夜の海はまだ暗く、少し不気味な怖さもあった。
それから二人で話していると夜が明けてきた。
「そろそろだ」
太陽が昇ってきた。海はキラキラと輝き、宝石のようだ。
世界には、僕達しかいないのではないか。そんな非現実的な感覚になった。
公開:21/12/06 10:58
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