名もなき花の話

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無人探査衛星から、地球によく似た人が住めそうな惑星を見つけたと報告を受けた。
早速その画像を見てみる。何だこれは!
その惑星は太陽のような星から熱と光を浴びていた。人が耐えられる気温なのか?
さらに流れ星がいくつも惑星を直撃している。どう見ても危険だ!
何よりあの惑星、濃いガスに包まれている。あれが有毒ガスだったらどうする!
まったく…無人探査衛星め…何を考えている。これだからAIって奴は信用ならないんだ…

宇宙センターから惑星の調査を却下された。何が問題なのだろう?
強い光を放つ星…あれは天日星。殺菌成分が非常に高く、医療治療の分野で重宝しそうなのに…
流れ星?あれは流星雨。地面に落ちる事で程よく水分が行き渡っている。飲んでも問題はないだろう。
その結果、あの惑星は緑に覆われ、常時ガスのような濃い花粉で覆われている。
花の惑星…花星。開拓する価値はあると思うんだけどなぁ…まあ、いいか。
SF
公開:21/12/01 20:36

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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