恋するラテアート
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またあの子が来ている。僕がアルバイトとして働くカフェに、とても可愛いあの子が来ている。
彼女はいつも一人だ。一人で来てケーキと珈琲を飲んで読書をして過ごしている。どうにかして彼女と仲良くなりたい僕は、僕なりのアプローチをするのだった。
「どうぞ」
「えっ?頼んでませんけど」
「いえ。僕からです。カップチーノです。僕のオススメです」
僕は彼女にカップチーノを奢った。ラテアートでハートを描いて。
「ありがとうございます」
彼女が店に来る度に僕は、カップチーノにラテアートでハートを描いて遠まわしに彼女に愛を伝え続けた。
そしてそれもお馴染みになってきた時の事だった。
「カップチーノです」
「ふふっ……。また奢ってくれるんですか?」
「はい」
「今読んでる本がね。恋するラテアートって小説なの。それに出てくる主人公があなたにそっくりで面白くて」
少しだけど彼女との距離が縮まった。
彼女はいつも一人だ。一人で来てケーキと珈琲を飲んで読書をして過ごしている。どうにかして彼女と仲良くなりたい僕は、僕なりのアプローチをするのだった。
「どうぞ」
「えっ?頼んでませんけど」
「いえ。僕からです。カップチーノです。僕のオススメです」
僕は彼女にカップチーノを奢った。ラテアートでハートを描いて。
「ありがとうございます」
彼女が店に来る度に僕は、カップチーノにラテアートでハートを描いて遠まわしに彼女に愛を伝え続けた。
そしてそれもお馴染みになってきた時の事だった。
「カップチーノです」
「ふふっ……。また奢ってくれるんですか?」
「はい」
「今読んでる本がね。恋するラテアートって小説なの。それに出てくる主人公があなたにそっくりで面白くて」
少しだけど彼女との距離が縮まった。
公開:21/11/26 10:45
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