星のかけら

とある村では、大昔に落ちてきたという星のかけらが祀られていました。
その星のかけらは色々な願いを叶えてくれると伝えられています。
村娘のソーニャは婆さまのいいつけを破り、星のかけらが納められているという森の神殿にやってきました。
そしてソーニャは星のかけらの前でこう願いました。
「私に未来を見せて下さい。愛するリチャードと私が将来どうなるのか知りたいのです」
そしてその後
ソーニャは星のかけらを石で砕き
近くの川に捨ててしまいました。

ソーニャが見たもの、それは
数十年後
この村の星のかけらをめぐり
世界中で戦争が起きる未来、
そしてその戦争に
リチャードとソーニャは巻き込まれて死んでしまうという未来でした。