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玄関で『イタリア人3時間』の缶詰を開封した。
深呼吸すると段々と自分の中を塗り替えられていく感覚があった。
一歩家を出た途端、まるで景色は変わっていた。
知らないわけじゃない。でも新鮮な景色。
行きつけの見慣れない喫茶店に入る。
「吉田さんいらっしゃい」
「マスター。エスプレッソを頼む」
「どしたん。前は量少ないだけ損や言うてたのに…」
缶詰の店頭販売を実施している旅行代理店。
海外旅行が難しい今、逆転の発想で見慣れた日本を海外旅行気分で味わえる缶詰『海外の心』が発売された。
「これ凄いよ」気さくに女性店員に声を掛けた。
「ありがとうございます。どうですか日本は?」
「素晴らしいよ」
チャオとウインクしてその場を立ち去った。
たった一駅隣りでも地球の裏側に来たようなワクワク感がある。
こんないい所に住んでいたのかと感動する。
「さて日本のピザでも味わうか」
お好み焼き屋の暖簾をくぐった。
深呼吸すると段々と自分の中を塗り替えられていく感覚があった。
一歩家を出た途端、まるで景色は変わっていた。
知らないわけじゃない。でも新鮮な景色。
行きつけの見慣れない喫茶店に入る。
「吉田さんいらっしゃい」
「マスター。エスプレッソを頼む」
「どしたん。前は量少ないだけ損や言うてたのに…」
缶詰の店頭販売を実施している旅行代理店。
海外旅行が難しい今、逆転の発想で見慣れた日本を海外旅行気分で味わえる缶詰『海外の心』が発売された。
「これ凄いよ」気さくに女性店員に声を掛けた。
「ありがとうございます。どうですか日本は?」
「素晴らしいよ」
チャオとウインクしてその場を立ち去った。
たった一駅隣りでも地球の裏側に来たようなワクワク感がある。
こんないい所に住んでいたのかと感動する。
「さて日本のピザでも味わうか」
お好み焼き屋の暖簾をくぐった。
SF
公開:21/11/19 09:16
更新:21/11/19 11:46
更新:21/11/19 11:46
まずは自分が楽しむこと。
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