気まぐれな睡魔

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五時間目が始まってからしばらくして、ふと気付くと睡魔が肩の上に足をぶらぶらさせながら座っていた。

睡魔の足が揺れる度に、まぶたが重くなっていき、持っていた教科書に頭をぶつけた。

睡魔はニヤニヤと笑っている。

「おい、頼むからどっかに行ってくれ。」
小声で睡魔に話しかける。

『嫌なこった。お前、昨日夜更かししてただろ。』
睡魔はぶっきらぼうに答えると、また足をぶらぶらさせ始めた。

強烈な眠気が襲ってくる。必死に抗っても机とキスをしそうになってしまう。

手の甲をシャーペンで軽く刺すと、睡魔は少し嫌な顔をしたが足の動きをやめなかった。
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今日こそは早く寝てやろうと9時に布団に入ったが、いくら待っても睡魔はやってこない。仕方なく、枕元のゲーム機を開いた…


『おはよう』
朝、ハッとして目を開けると睡魔がニヤニヤしながら顔の上であぐらをかいて座っていた。
ファンタジー
公開:21/11/18 12:44
更新:21/11/18 12:45

リンムー( 東京 )

大学生
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