芋ジャージ

最近の若い奴らはジャージが昔は畑で収穫されていた事を知らない。ジャージが芋類である事を知らない。
加工品のジャージばかり着て、天然物のジャージを着ている奴が一人もいない。
まったく嘆かわしい…今年のジャージは最高の出来だってのに、誰もその着心地を味わおうとしない。
芋もジャージも同じ繊維で出来ている。だから昔は腹が減ったらジャージを煮込んで食べたものだ。自身の汗を吸ったジャージは程よく塩味も効いていて意外と美味かった。
それを話すと若い連中は引くんだよなぁ…昔は今ほど食べるものが多くはなかったから仕方ないだろう。
また、夏涼しく冬は暖かい芋ジャージはどんな悪環境でもへのかっぱ！
ちなみにへのかっぱの語源は木っ端の火。芋ジャージは薄くて火が通りやすいから木っ端の火でも美味しく食べられる。卒業式に皆でやる焼き芋ジャージは格別だったな。
芋ジャージはまさに青春の味って奴だよ。
食べてみるかい？