黒焦げ料理
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うちは母子家庭だ。母さんが働いて稼いで生活している。そして俺が家事をしている。決して裕福とは言えない家庭だが、それなりに幸せに暮らしている。今日も俺は、母さんが帰ってくるまでに夕食の支度をして、母さんが帰ってくるのを待っている。
「ただいま」
「おかえり、母さん。ご飯できてるよ」
「ありがとう。いつもごめんね」
「いや、いいよ。母さんは働いてるんだし、家事ぐらい俺がしないと」
「あんたもたまには、友達と遊んだりしたいんじゃないの?」
「いや、別に。遊ぶよりも家事のスキルが上がる方が将来役立つでしょ」
「そうかい?」
「うん」
ある日、母さんが休みの日の事だった。
「今日はね。休みだから母さんが料理するよ」
そして出てきた料理は、黒焦げ料理だった。どうやらチャーハンを作ろうとしたらしい。
「失敗しちゃった」
「いや、美味いよ」
嘘だけど。やっぱり俺が家事しなきゃダメだな。
「ただいま」
「おかえり、母さん。ご飯できてるよ」
「ありがとう。いつもごめんね」
「いや、いいよ。母さんは働いてるんだし、家事ぐらい俺がしないと」
「あんたもたまには、友達と遊んだりしたいんじゃないの?」
「いや、別に。遊ぶよりも家事のスキルが上がる方が将来役立つでしょ」
「そうかい?」
「うん」
ある日、母さんが休みの日の事だった。
「今日はね。休みだから母さんが料理するよ」
そして出てきた料理は、黒焦げ料理だった。どうやらチャーハンを作ろうとしたらしい。
「失敗しちゃった」
「いや、美味いよ」
嘘だけど。やっぱり俺が家事しなきゃダメだな。
公開:21/11/20 10:19
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