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友人宅の下まで着くと彼はこう言った。
「このマンション。ちょっと変わってるけど気にしないで」
「とても綺麗なマンションじゃないか。君の部屋は何階?」
「8階だよ」
洒落た共有エントランスを抜けるとエレベーターのボタンを押した。
「あれ…エレベーター?」
「気にしないで」
扉こそエレベーターだが、操作ボタンの横に玄関で見る呼び鈴と部屋番号が掲げてある。
困惑しているとチンと扉が開いた。
広めの玄関。
「邪魔するよ」と友人が声をかけると
「来客かい。こんにちわ」と老人が奥から出てきた。
絶句していると
「ここはエレベーターも一部屋として稼働しているんだ」と友人。
納得したかいという顔の友人と老人が宇宙人に見える。
様々な疑問が逡巡し一言かろうじて「何の為?」と絞りだした。
「仕事じゃよ。防犯で金を貰ってここに住んどる」
8階で降り彼の部屋の前。
呼び鈴の上に『屋上』とプレートが掲げてある…
「このマンション。ちょっと変わってるけど気にしないで」
「とても綺麗なマンションじゃないか。君の部屋は何階?」
「8階だよ」
洒落た共有エントランスを抜けるとエレベーターのボタンを押した。
「あれ…エレベーター?」
「気にしないで」
扉こそエレベーターだが、操作ボタンの横に玄関で見る呼び鈴と部屋番号が掲げてある。
困惑しているとチンと扉が開いた。
広めの玄関。
「邪魔するよ」と友人が声をかけると
「来客かい。こんにちわ」と老人が奥から出てきた。
絶句していると
「ここはエレベーターも一部屋として稼働しているんだ」と友人。
納得したかいという顔の友人と老人が宇宙人に見える。
様々な疑問が逡巡し一言かろうじて「何の為?」と絞りだした。
「仕事じゃよ。防犯で金を貰ってここに住んどる」
8階で降り彼の部屋の前。
呼び鈴の上に『屋上』とプレートが掲げてある…
ファンタジー
公開:21/11/18 07:40
まずは自分が楽しむこと。
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