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パチ。
私は今日買ってきた宇宙電球をつける。
すると、アパートの一室(ここ)が夜のように真っ暗になり、私は宙に浮いた。(空気はある。)
すると、呼び鈴が鳴る。どうせご近所さんだろうと思いながらドアを開けた。するとご近所さんが勝手に入ってくる。が、ゴンッ、と頭を天井にぶつけた。ご近所さんは驚き、怒りながら帰ってしまった。するとそのご近所さんが周りに話したのか、色々な人が入ってきた。散歩のおじさん、下校中の小生……。だが終いには、皆怒って帰ってしまう。
そして、宙に浮いてしまって電球を消せなくなった。
そこは呪いの一室と呼ばれ、恐れられた。
聞くと、宇宙電球など存在しないという。
私は考えた。これは、未来から来た電球じゃないかと。
だが私は、原因不明の熱で死んでしまった――。
数年後、呪いの一室が忘れられた頃、宇宙電球が開発された――。
私は今日買ってきた宇宙電球をつける。
すると、アパートの一室(ここ)が夜のように真っ暗になり、私は宙に浮いた。(空気はある。)
すると、呼び鈴が鳴る。どうせご近所さんだろうと思いながらドアを開けた。するとご近所さんが勝手に入ってくる。が、ゴンッ、と頭を天井にぶつけた。ご近所さんは驚き、怒りながら帰ってしまった。するとそのご近所さんが周りに話したのか、色々な人が入ってきた。散歩のおじさん、下校中の小生……。だが終いには、皆怒って帰ってしまう。
そして、宙に浮いてしまって電球を消せなくなった。
そこは呪いの一室と呼ばれ、恐れられた。
聞くと、宇宙電球など存在しないという。
私は考えた。これは、未来から来た電球じゃないかと。
だが私は、原因不明の熱で死んでしまった――。
数年後、呪いの一室が忘れられた頃、宇宙電球が開発された――。
ミステリー・推理
公開:21/11/15 19:27
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