貼子の虎

主体性がなく、イエスマンの女の子に私は虎のシールをあげました。これを貼ると虎の威を借りる事が出来ます。
彼女は早速シールを貼ったようですね。
虎の威を借りる事で弱い彼女でも虚勢を張って生きられるようになりました。
彼女にはそうした狐のようなずる賢さが必要だと私は常々思っていました。これで彼女の話を聞いてくれる人も増えるでしょう。
しかし、彼女。調子に乗り始めたようです。
虎の威を自身のものと勘違いしている模様です。あれではいけません。
見て下さい。虎のシールが徐々に剥がれてきているでしょう？
彼女に貼り付いたものがメッキであれば、それは徐々にボロが出てくるもの…しかしシールは剥がれ始めるとあっという間です。
”張りぼて”ならぬ”貼りぼて”。その薄っぺらさが露見しました。
その後、女の子はどうなったのかって？さあ？知りません。
気になるのなら貴方も試してみますか？虎のシール、差し上げますよ。