小説詐欺
0
2
「あなたの小説、実にすばらしい。本にしませんか?」
「本当ですか」
「ええ、素晴らしい小説だと思います。ですが、一部を添削した方が良いともいます」
「そうなんですか」
「多少の添削料がかかりますが宜しいですか」
「構いません。私、この小説を全国の皆に読んでもらいたいんです」
「分かりました。・・・無事、作業が終わりました。あと、出版するためには費用がかかります。一千万なのですが、勿論、出して貰えますよね」
「分かりました」
一ヶ月後
全国の読者「なんだ、この小説は。怒涛の展開、最後の裏切り、こんなの詐欺だ。裏切られた」
警察官「何?詐欺だと。ご安心ください。私達がその詐欺の犯人を絶対に捕まえて見せますから」
そして、私は詐欺の容疑で逮捕された。
警察官「君には黙秘権がある。ただし、虚偽の発言をした場合は罪が重くなる」
「悪気は無かったんです。小説がこんなに罪深いものだったなんて」
「本当ですか」
「ええ、素晴らしい小説だと思います。ですが、一部を添削した方が良いともいます」
「そうなんですか」
「多少の添削料がかかりますが宜しいですか」
「構いません。私、この小説を全国の皆に読んでもらいたいんです」
「分かりました。・・・無事、作業が終わりました。あと、出版するためには費用がかかります。一千万なのですが、勿論、出して貰えますよね」
「分かりました」
一ヶ月後
全国の読者「なんだ、この小説は。怒涛の展開、最後の裏切り、こんなの詐欺だ。裏切られた」
警察官「何?詐欺だと。ご安心ください。私達がその詐欺の犯人を絶対に捕まえて見せますから」
そして、私は詐欺の容疑で逮捕された。
警察官「君には黙秘権がある。ただし、虚偽の発言をした場合は罪が重くなる」
「悪気は無かったんです。小説がこんなに罪深いものだったなんて」
公開:21/11/13 21:51
更新:21/11/13 22:02
更新:21/11/13 22:02
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます