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かつて、ある地域では泥の中で行うスポーツが流行していた。2チームにわかれ、泥団子を作り、それを交互に投げ合うのだが、ただ投げ合うだけでなく、投げる際に相手をディスるのだ。その様はまさに泥仕合。ディスりポイントは5点満点で、そのディスり度合いにより審査員が点数をつける。さらにその際投げた泥団子が相手に当たれば点数は倍になる。1チーム5人。泥団子を作る「メーカー」、泥団子を投げる「スローワー」、ディスる言葉を考えスローワーに伝える「アドバイザー」、相手が投げた泥団子から味方を守る「ガーディアン」2人の計5人。ガーディアンには30cm四方の「シールド」と呼ばれる板が与えられ、これで泥団子を受け止めれば相手の点数は倍にならない。
一部の人の間では「投げるのは楽しいが泥は汚い」や「ディスりに特化したほうが面白い」といった意見が出てきた。
こうして生まれたのが「雪合戦」と「ラップバトル」なのだとか。
一部の人の間では「投げるのは楽しいが泥は汚い」や「ディスりに特化したほうが面白い」といった意見が出てきた。
こうして生まれたのが「雪合戦」と「ラップバトル」なのだとか。
その他
公開:22/03/04 17:00
泥仕合
スポーツ
泥
日本生まれ日本育ち。年齢約20代。まだまだこれからの男です。
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