山と撫子

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目の前に広がる景色は、鮮明に、緑。
目を閉じて聞こえる景色もまた、鮮明に、緑。
深緑?新緑?分からない。
その緑の中であなたは何を感じますか?
どこまで行っても緑で、進めば進むほどその色は鮮やかになていく、その緑の中で。
振り返れば振り返るほど、鮮やかになる緑のその中で。
昼も夜も夕方も変わらずにある緑で、それがなんだか生意気に感じるのは私だけなのかな。
緑が生意気なんて言う私が一番生意気なのかもしれないね。
でも、生意気なそんなところが好きで、この世界で唯一私の頭を撫でてくれる、理解してくれる。
そんな存在が、緑。
緑が私を形作っていく、首を支えてくれて、足首を支えてくれる。
手の平に勇気をくれて、心に彩を与えてくれる。
それが緑で、それが私。
その他
公開:22/03/03 13:39
日笠山水夫 日笠山 水夫

日笠山 水夫

日笠山 水夫(ひがさやま すいふ)と申します。
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