コーヒー園の財宝

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カレンダー刑事は、「財宝探し」の依頼を受けた。
昭和初期の怪盗ゴエモンの子孫が、彼が隠したお宝の場所を記した、文書を発見したのだ。

今では普通の市民である子孫は、宝が見つかれば世界の貧困児童に寄付するという。

噂では、宝はブラジルの農園にあるらしい。
ゴエモンの親族はブラジル移民の日本人で、今もコーヒー園を経営している。

刑事は早速、公費で現地へ飛んだ。
彼はコーヒー園の門の前で、例の文書を読んだ。
「拙者はいつでも諸君を応援いたす。左様成ら(さようなら)」

農園は整然とコーヒーの木が植えてある。彼は農園を歩き、ある木を指さした。
部下が根元を掘ると、果たして!宝の箱が現れた!
驚嘆した皆はその謎を聞いた。

「文書の“応援いたす”に注目さ。ゴエモンは学生の頃、応援団員だったとか。そう三・三・七拍子が暗号だ。“左様なら”なので、まず門から左に3本。曲って3本、また左に7本目の木だ」
ミステリー・推理
公開:22/02/27 12:31
更新:22/02/27 12:38
カレンダー刑事

tamaonion( 千葉 )

雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。

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