洗濯機も楽じゃない
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洗濯機は女性の音声で、「乾燥が終わりました」と言った。
部屋でゴロゴロするのに忙しい僕は洗濯機の言うことを聞いてあげることができず、後回しにした。
しばらくして、僕が洗濯物を取り込むために洗濯機の蓋を開けた。
すると、洗濯機はこう言い出した。
「シワのない綺麗な状態でお渡ししたいので、乾燥が終わったら早めに取り出してくださいね」
その言い方はちょっと怒っているように感じた。
次の日、またもや部屋でゴロゴロに勤しんでいる僕に彼女の声が聞こえた。
「乾燥が終わりました」
昨日怒られた僕は、その言葉に身体がビクッ!!と反応してすぐに駆けつけた。
少しドキドキしながら蓋を開けようとした。
カチャッという音が聞こえて蓋が空いた。
すると洗濯機はこう言った。
「早く来てくれて嬉しいです、ありがとうございます」
そして僕は笑顔でこう答えた。
「こちらこそ、いつもお疲れ様です、ありがとう」
部屋でゴロゴロするのに忙しい僕は洗濯機の言うことを聞いてあげることができず、後回しにした。
しばらくして、僕が洗濯物を取り込むために洗濯機の蓋を開けた。
すると、洗濯機はこう言い出した。
「シワのない綺麗な状態でお渡ししたいので、乾燥が終わったら早めに取り出してくださいね」
その言い方はちょっと怒っているように感じた。
次の日、またもや部屋でゴロゴロに勤しんでいる僕に彼女の声が聞こえた。
「乾燥が終わりました」
昨日怒られた僕は、その言葉に身体がビクッ!!と反応してすぐに駆けつけた。
少しドキドキしながら蓋を開けようとした。
カチャッという音が聞こえて蓋が空いた。
すると洗濯機はこう言った。
「早く来てくれて嬉しいです、ありがとうございます」
そして僕は笑顔でこう答えた。
「こちらこそ、いつもお疲れ様です、ありがとう」
青春
公開:22/02/26 20:00
暇なときに、好きなように書く派です。
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