書く兵器

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A国とB国が衝突寸前にまで緊張が高まる中、
B国がA国の首都に「書く兵器」を打ち込んだとの情報が入った。
ちなみに協定で使用が禁止されているはずの禁忌の兵器である。

突然A国の10KM四方に見るに堪えない罵詈雑言が空気中、壁。とにかく
ありとあらゆるところから出現する。消そうと思ってもなかなか消えない。
それどころかどんどん増えていく。

いつも罵詈雑言に囲まれた状態で神経の弱いものはもちろん、健常者でさえ
鬱になるののが相次いだ。これでは戦争どころではない。
A国はやむを得ず首都の放棄を決断し、別の都市に司令部を移し抗戦を続けた。

調子にのったB国だが、様子見をしていた諸外国から「悪の独裁国家」扱いされるようになり、
輸入、輸出ともストップ。とても戦える状態ではなくなってしまった。

結局B国は各国の連合軍によって滅び、A国は被害は甚大だが他国から同情され復興していくことになる。
SF
公開:22/02/21 19:25

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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