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「マジ? 凛ってコックリさん知らなかったの?」
「聞いたことあるけど、やったことないー。どうやんの?」
「コックリさん超懐かしー! ねえ、今からやらない?」
誰も残っていない放課後の教室で、コックリさんをやったことがないという凛は、ひょんなことから友達2人とコックリさんをやることになった。
凛はノートとペンを取り出し、友達に教わりながらコックリさんの準備を始める。
「まず上真ん中に鳥居のマーク書くじゃん。んで、その左に『はい』。右に『いいえ』」
「で、その下に1、2、3、4、5、6、7、8、9、0って数字書いて……そうそう、そんな感じ。あとはその下に平仮名の『あ』から『ん』を書けば完成!」
凛に教え終わると、友達は財布から十円玉を探した。
「書いたよー」
「え? 書くの早くない?」
凛が出したノートの平仮名部分には『あからん』と書かれていた。
教室中に4人の大きな笑い声が響いた。
「聞いたことあるけど、やったことないー。どうやんの?」
「コックリさん超懐かしー! ねえ、今からやらない?」
誰も残っていない放課後の教室で、コックリさんをやったことがないという凛は、ひょんなことから友達2人とコックリさんをやることになった。
凛はノートとペンを取り出し、友達に教わりながらコックリさんの準備を始める。
「まず上真ん中に鳥居のマーク書くじゃん。んで、その左に『はい』。右に『いいえ』」
「で、その下に1、2、3、4、5、6、7、8、9、0って数字書いて……そうそう、そんな感じ。あとはその下に平仮名の『あ』から『ん』を書けば完成!」
凛に教え終わると、友達は財布から十円玉を探した。
「書いたよー」
「え? 書くの早くない?」
凛が出したノートの平仮名部分には『あからん』と書かれていた。
教室中に4人の大きな笑い声が響いた。
青春
公開:22/02/15 00:11
私は元読書嫌いの人間です。
今まで本は学校の教科書や、就職に役立つかもしれないと思った自己啓発系の本を読むという、全然楽しくない読書でした。
小説を読む内に面白くなり、自分でも書いてみたくなりました。
よろしくお願いします。
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