真っ白い老婆
2
1
俺があの老婆に出会ったのは、三ヵ月前の事だった。休日に一人ドライブをして楽しんでいたら、山道で真っ白い服を着た白髪の老婆が立っていたのだ。
「おばあちゃん。どうしたの?こんなところで」
俺は不審に思い、声をかけた。もしかしたら認知症か何かで徘徊しているのかもしれない。
「……祟りが来る」
「祟り?」
「この世に災いが訪れようとしている」
やっぱり徘徊かな?
「参ったな。おばあちゃん車に乗って。家分かる?送っていくよ」
「祟りが来るぞ」
おばあちゃんを車に乗せて最寄りの警察署に送っていった。
それから三カ月後、俺はそんな事をすっかり忘れていた頃だ。また休日の休みの日にドライブしていると、同じ場所に白髪の老婆がいた。
「……来るぞ。祟りが来るぞ」
「おばあちゃん。祟りって一体何の祟りさ?」
「木々が騒いでおる。大地が揺れる」
その後本当に大きな地震がやってきて沢山の被害が出た。
「おばあちゃん。どうしたの?こんなところで」
俺は不審に思い、声をかけた。もしかしたら認知症か何かで徘徊しているのかもしれない。
「……祟りが来る」
「祟り?」
「この世に災いが訪れようとしている」
やっぱり徘徊かな?
「参ったな。おばあちゃん車に乗って。家分かる?送っていくよ」
「祟りが来るぞ」
おばあちゃんを車に乗せて最寄りの警察署に送っていった。
それから三カ月後、俺はそんな事をすっかり忘れていた頃だ。また休日の休みの日にドライブしていると、同じ場所に白髪の老婆がいた。
「……来るぞ。祟りが来るぞ」
「おばあちゃん。祟りって一体何の祟りさ?」
「木々が騒いでおる。大地が揺れる」
その後本当に大きな地震がやってきて沢山の被害が出た。
公開:22/02/13 10:11
カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu
・SSG投稿作品1500作品突破
・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c
・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。
https://youtu.be/frouU2nCPYI
・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過
〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)
ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/
ログインするとコメントを投稿できます