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私はフランス料理が好きだ。一皿、また一皿と彩り鮮やかに盛り付けられ出てくる様は心を満たしてくれる。だから、行きつけの店は持たずに興味の赴くまま店に入る。
「Le premier」には一目でひきつけられた。トリコロールの鮮やかな青を想わせる柱に、品格のある赤でまとめられた店内が覗えるガラス張りの外装。街角という立地を十全に理解しているこの店は、夜も更け駅に向かう行進が始まっても賑わっている。
ウェイトレスに通されたのは調理が見えるカウンターの席だった。運ばれてきた前菜が卓に着く前から私は目を奪われた。
気付けば、シェフが滔々とスープの説明をしていた。あと一掬いを残す皿を前に席を立つ。ウェイトレスが何かあったかと問いかけてくるが、それを無視して外に出た。
「美味しかった。」
「Le premier」には一目でひきつけられた。トリコロールの鮮やかな青を想わせる柱に、品格のある赤でまとめられた店内が覗えるガラス張りの外装。街角という立地を十全に理解しているこの店は、夜も更け駅に向かう行進が始まっても賑わっている。
ウェイトレスに通されたのは調理が見えるカウンターの席だった。運ばれてきた前菜が卓に着く前から私は目を奪われた。
気付けば、シェフが滔々とスープの説明をしていた。あと一掬いを残す皿を前に席を立つ。ウェイトレスが何かあったかと問いかけてくるが、それを無視して外に出た。
「美味しかった。」
その他
公開:22/02/09 18:16
更新:22/04/06 14:38
更新:22/04/06 14:38
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