幸せ者
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「世界一ラッキーな人ってどんな人かな?」
特に意味もなく、彼に聞いてみた。
「そうだな…まあ、俺のことかな。」
「え?」
思いがけない答えに、私はきっと間抜けな顔になっていただろう。
「いやー、仕事も楽しくて、目の前に素敵な人がいて、そんな俺は世界一の幸せ者、世界一ラッキーな男だよ。」
彼はなんの迷いもなく、それはそれは素敵な笑顔でそう続けた。
「もう!そういうことじゃないの!」
私はわざとらしく頬を膨らませ、ふいっと顔を背けた。
「そうやって照れ隠しに赤くなった顔を隠すのも可愛いしね。」
さらに追い討ちをかける彼に、手元にあったクッションを投げつけながら私は考えていた。
そうやって言ってくれるあなたがいる私の方が、世界一ラッキーな人だって。
特に意味もなく、彼に聞いてみた。
「そうだな…まあ、俺のことかな。」
「え?」
思いがけない答えに、私はきっと間抜けな顔になっていただろう。
「いやー、仕事も楽しくて、目の前に素敵な人がいて、そんな俺は世界一の幸せ者、世界一ラッキーな男だよ。」
彼はなんの迷いもなく、それはそれは素敵な笑顔でそう続けた。
「もう!そういうことじゃないの!」
私はわざとらしく頬を膨らませ、ふいっと顔を背けた。
「そうやって照れ隠しに赤くなった顔を隠すのも可愛いしね。」
さらに追い討ちをかける彼に、手元にあったクッションを投げつけながら私は考えていた。
そうやって言ってくれるあなたがいる私の方が、世界一ラッキーな人だって。
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公開:22/03/21 18:00
趣味で昔から物書きをのんびりやってます。
過去に書いたもの、新しく紡ぐ言葉、沢山の言の葉を残していければと思います。
音泉で配信されているインターネットラジオ「月の音色 」の大ファンです。
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