冷蔵庫には雪女
0
2
夏。外では蝉の声が聞こえる。風情ある風鈴の音を凛としたけれども気だるい女性の大声が掻き消した。
「暑い・・・あ~つい~!あ~つ~ィィィ!」
冷蔵庫の中からでてきた女が喚いている。
「しょうがないだろ~夏なんだから。それに贅沢言うなよ~。扇風機だってエアコンの冷房だっていれてんだぞ~」
僕の心を溶かすこの女性との共同生活はなんだかんだ続いていた。
もう何年前のことになるだろうか。あれは大寒波がこの街にもやってきて、ものすごい吹雪がこの街を襲った時だ。
あの冬。雪女も街へ来てしまっていた。
大雪で電車が止まってしまう寸前に乗車することができた僕は、仕事が終わって帰宅するべく家路を急いでいた。
あの角を曲がれば賃貸マンションの6階に1Kの部屋。エアコンの暖房と小さい炬燵で蜜柑食べよう。そこへ自称、雪女だという見知らぬ美しい女性が舞い降りた。
僕はスルーしたのに、ついてきちゃったんだっけ。
「暑い・・・あ~つい~!あ~つ~ィィィ!」
冷蔵庫の中からでてきた女が喚いている。
「しょうがないだろ~夏なんだから。それに贅沢言うなよ~。扇風機だってエアコンの冷房だっていれてんだぞ~」
僕の心を溶かすこの女性との共同生活はなんだかんだ続いていた。
もう何年前のことになるだろうか。あれは大寒波がこの街にもやってきて、ものすごい吹雪がこの街を襲った時だ。
あの冬。雪女も街へ来てしまっていた。
大雪で電車が止まってしまう寸前に乗車することができた僕は、仕事が終わって帰宅するべく家路を急いでいた。
あの角を曲がれば賃貸マンションの6階に1Kの部屋。エアコンの暖房と小さい炬燵で蜜柑食べよう。そこへ自称、雪女だという見知らぬ美しい女性が舞い降りた。
僕はスルーしたのに、ついてきちゃったんだっけ。
ファンタジー
公開:22/02/06 19:27
雪女
冷蔵庫
日常
ファンタジー
不思議
雪
吹雪
冬
夏
はじめまして。
前虎と申します!
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
※こちらの「前虎」ページにて184作品までの投稿はご覧いただけます。
(2023年4月23日からTwitterでログインできなかったのですが復旧したようです。)
その後の投稿作品に関しましては、「まえとら」のページに投稿中です!
■「小説家になろう」さんの「まえとら」ページでも全作品ご覧いただけます。
よろしくお願いいたします。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます